太陽系外惑星の鉱物、動きを解明 愛媛大

 愛媛大地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)などは7日、地球の数倍の質量を持つ太陽系外惑星「スーパーアース」のマントルの大部分を占めるとされる鉱物「ポストペロブスカイト」について、高温高圧下での動きを実験と理論計算で解明したと英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に発表した。GRCの境毅助教(36)は「ポスト―は、地球マントル最下部にも存在しており、地球深部の理解がさらに深まる」と期待している。
 同センターと、大型放射光施設「スプリング8」がある高輝度光科学研究センター(兵庫県)が共同研究した。
 境助教によると、ポスト―は、地球ではマントルの最深部2700~2900キロの深さで、120万気圧、2400度以上の高温高圧下のみに存在。
 高圧実験では従来の約2倍となる265万気圧の状態を作りだし、さらにレーザー光を照射して高温高圧のスーパーアースの深部環境を再現。ポスト―の密度と圧力、温度の関係を表す状態方程式を確立した。

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